FXの持つメリットとは？
FXには、主に以下のようなメリットがあります。
・銀行預金より高いスワップポイント
・少ない資金で大きく稼げるレバレッジ
・手数料が安い（スプレッド）
・24時間いつでも取引ができる
それぞれ順に説明していきます。
スワップポイントで毎日利益が得られる
FXでは、2国間の金利差によって利益を得ることもできます。これを金利差調整分(スワップポイント)といいます。通貨はそれぞれ金利が異なり、日本は年0.1％です。日本の金利は世界的に見てもかなりの低金利です。これに対し他の外国通貨の金利では、数％から10％を超えるものもあります。
このスワップポイントは、ポジションを保有していれば、毎日手に入ります。つまり、保有した金額と期間分のスワップポイントを受け取ることができます。たとえば、米ドルと日本円との金利差が1％だった場合、1ドル100円の為替相場で、1万ドル（100万円）を保有すると、1年あたり10000円、つまり1日あたり約27円のスワップポイントを毎日受け取ることができるわけです。（実際のスワップポイントは、取引会社によって異なります。）銀行預金のわずかな利息と比べても、FXでポジションを持つ方が断然お得です。
また、スワップポイントを狙うトレードスタイルには、メリットがあります。まず、このトレードスタイルの場合、基本的に低レバレッジで長期運用することを前提としています。このため日々のレート変動によるロスカットを受けずに低リスクで運用できます。また、長期運用のため短期的なレート変動を気にしたり、頻繁に細かい情報収集をする必要がありません。
少ない資金で大きな取引ができるレバレッジ
FXには、少しの資金で大きな金額の取引することができます。これを小さな力で大きなものを動かすてこ（レバレッジ）になぞらえ、『レバレッジ効果』といいます。
このレバレッジを利用することで、小額の証拠金を元手にその数倍～数十倍の金額で取引ができます。
手数料が安い
外貨預金を行う場合、ドルを買うときに片道で約1円の手数料がかかります。そしてこれは、両替するごとにかかります。つまり、円からドルに換えて、そこからドルから円に戻すと往復で約2円の手数料がかかることになります。
例えば、1ドル100円の場合で、10万円を外貨預金するとします。10万円だと1,000ドルで、手数料が1％とすると1,000円(往復2000円)かかります。
これに対しFXは手数料と言えるものが口座維持費・売買手数料・スプレッドとありますが、基本的に口座維持費、売買手数料については無料のFX会社がほとんどです。スプレッドは通貨の売値と買値の差のことをいいますが、これがFXの実質の手数料と考えてよいでしょう。
取引の多いドル円で例を挙げると、スプレッドは高くても1.0銭までに設定されているのがほとんどです。スプレッドが1.0銭の時、1ドル100円の場合の時に10万円分の取引で売値と買値の差でかかる手数料（スプレッド）は、10円になります。
つまりFXでは、外貨預金の約100分の1の非常に安い手数料にて取引ができるということです。
24時間いつでも簡単に取引できる
外貨預金の場合、取引できるのは、銀行営業時間内に限定されています。さらに為替相場は常に変動しているにもかかわらず、基本的に1日1回しか為替レートは変動しません。このため1日の中で大きな為替変動があった場合、チャンスを逃したり、逆に大きな損失を被る可能性があります。
これに対しFXでは、24時間為替レートが提示されています。売買タイミングを逃さず、ポジションを持った後に相場が急変しても、直ちに対応することが可能で、大きな損失を回避できます。
また、PCや携帯で使って24時間いつでも簡単に取引が可能です。最近は、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンアプリも充実しています。
FXでは、機械的に自動で注文を出してくれる『自動売買』という取引ができます。この自動売買を活用することで、仕事中や就寝中であっても、交換レートの変動に応じて自動で売買できます。これにより常に為替を気にして監視する必要はありません。売買ルールを決めることで、感情に左右されることなく取引できることも自動売買のメリットです。
※注意：スワップポイントについて
通貨ペアのうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合は、スワップポイントによる損失が発生しますのでご注意ください。
また、金利差の変動により、スワップポイントの受け取り額が縮小したり、支払いに転ずる可能性があります。
※FXは元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生じる場合があります。