この記事で解決できる悩み
- FXレバレッジはどんな仕組みなの?
- レバレッジの計算方法を知りたい
- レバレッジをうまく活用したい
この記事では、このような悩みや疑問について、解決するための解説をしています。
のちほど解説する「FXレバレッジを活用するときのポイント3つ」でレバレッジ計算を理解して、しくみを活用しながら取引できますよ。
FXレバレッジで資金効率を上げる!
FXにはレバレッジという仕組みがあり、証拠金の最大25倍の取引ができます。
たとえば為替レートが1米ドル円=100円のとき、証拠金10万円で最大25,000米ドル買えるんですね。
レバレッジ1倍の取引に比べて取引量が25倍に増えるので、同じレートの変動幅による利益も25倍になります。
少額の元手でも資金効率を上げて運用ができますよ!
レバレッジの計算方法
レバレッジは証拠金の何倍の金額を取引するかを表し、以下の計算式で求められます。
先ほどの1米ドル円=100円で25,000米ドルを取引するケースでは、通貨ペアのレートは100円/ドルです。
取引数量は25,000米ドルを取引するので25,000になります。
口座への預入資金は、証拠金のことで10万円ですね。
実際の計算式に当てはめると、100円×25,000米ドル÷10万円=25倍となります。
FXでレバレッジをかけるときの注意点2つ
レバレッジは資金効率の高い運用をするには有効ですが、リスクもあります。
その点について、以下2つに注意しましょう。
FXでレバレッジをかけるときの注意点2つ
- 損失額も大きくなる
- レバレッジをかけるほどロスカットされやすい
注意点1:損失額も大きくなる
レバレッジをかけて取引量を増やすと、為替レートが不利な方向に動いたときの損失も大きくなります。
たとえばレバレッジ1倍で1,000米ドル買った場合、為替レートが1円下がると損失は1,000円です。
これがレバレッジ5倍で5,000米ドル買って為替レートが1円下がると損失は5,000円と、損失額も5倍になります。

普段はレバレッジを抑えて取引して、相場の優位性が高いときに絞ってレバレッジをかけて取引量を増やせば、余計な損失を減らして利益を出しやすくなりますよ!
注意点2:レバレッジをかけるほどロスカットされやすい
レバレッジ倍率が高いほど、含み損が出たときにロスカットされやすくなります。
なぜなら為替レートの変動幅が同じとき、レバレッジ倍率が高いほど証拠金維持率も大きく下がるからです。
たとえばスワップ運用のようにポジションを長期保有するときは、一時的に含み損を抱えるケースが多いので、ある程度の為替変動でもロスカットされないよう、レバレッジ倍率を抑えましょう。
FXレバレッジを活用するときのポイント3つ
レバレッジを上手に使うには以下3つのポイントを意識しましょう。

FXレバレッジを活用するときのポイント3つ
- 最初のうちは常に低レバレッジで少額取引する
- 損切り幅でレバレッジを決める
- デモトレードでハイレバレッジの取引を経験する
ポイント1:最初のうちは常に低レバレッジで少額取引する
FXで安定して利益を出せるようになるまでは、相場の状況に関係なくレバレッジを抑えた少額取引をしましょう。

最初は利益を出すことよりも相場分析に時間をかけ、ルールどおりに淡々と取引することに徹して、慣れてきたら少しずつレバレッジをかけるといいですね。
FX会社ごとに最低取引単位が決まっていて、少額取引するなら1,000通貨以下で取引できるFX会社を選びましょう。
具体的なFX会社はあとで詳しく紹介しますね!
ポイント2:損切り幅でレバレッジを決める
エントリー前に損切りラインを決めたうえで、損失額から取引量を決めると、1取引のリスクが限定されます。
損失額の決め方がわからないときは、たとえ損切りになってもその後のトレードで取り返しやすいように、1取引での損失は証拠金の2%以内に抑えるのがおすすめです。
取引スタイルごとのレバレッジの決め方としては、スキャルピングではポジションの保有期間が短く損切り幅が狭いので、取引量を増やして利益を狙うためにレバレッジをかけましょう。
逆にスワップ運用のようにポジションを長期間保有するときは、ある程度の大きな値動きで含み損を出してもロスカットされないように、取引量を少なくしてレバレッジを抑える必要があります。
具体例
説明だけだと分かりにくいので、具体的な数値を使ってみましょう。
レバレッジ1倍 =((ドル円レート100円)✕(1万通貨))÷ 証拠金100万円 損失額1万円 = 0.01円 ✕ 1万通貨 ✕ 100pips |
証拠金が100万円で米ドル円の為替レートが1米ドル円=100円のとき、1通貨あたりの1pipsの金額は0.01円です。
レバレッジ1倍で1万通貨のポジションを保有して、100pipsの損切り幅なら損失額は1万円で資金の1%の損失となります。
レバレッジ10倍 =((ドル円レート100円)✕(10万通貨))÷ 証拠金100万円 損失額1万円 = 0.01円 ✕ 10万通貨 ✕ 10pips |
一方、レバレッジ10倍で10万通貨のポジションを保有しても、損切り幅を10pipsに狭くすれば、損失額は同じ1万円です。
つまりレバレッジをかけて取引量を増やしても、損切り幅を狭くすれば損失を同じにできるんです。
ポイント3:デモトレードでハイレバレッジの取引を経験する
デモトレードは仮想資金で本番に近い環境で取引経験を積める無料のサービスです。


デモトレード口座の選び方と試すべきポイントは以下の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
ちなみに、このあと紹介する外為オンラインと外貨ex byGMOもデモトレードができますよ。
少額取引でおすすめのFX会社3選
レバレッジをかけつつ少額取引で大損のリスクを抑えるなら以下3社がおすすめです。
それぞれのFX会社のおすすめポイントを詳しく解説しますね!
ポイント
- 超少額の4円から取引をはじめるなら:SBI FXトレード
- 自動売買をしてみたいなら:外為オンライン
- スマホメインで取引するなら:外貨ex byGMO
国内唯一の1通貨単位!超少額の5円から取引できる:SBI FXトレード
おすすめポイント
- 国内唯一の1通貨単位から取引できる
- 29種の豊富なテクニカル指標を利用できる
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SBI FXトレードは国内唯一の1通貨単位、約5円から取引をはじめられるので、超少額で取引をはじめたい人におすすめです。
取引ツールは見やすく初心者でも簡単に使えて、29種類の豊富なテクニカル指標など、機能も兼ね備えています。
ほかにはスプレッドが業界最狭水準なので、コストをおさえて取引ができるのも魅力です。
積立FXサービスを利用すれば、運用方針を決めるだけで自動購入によりコツコツ資産を増やせます。
また、自己資本規制比率は業界トップクラスなので、安心して利用できますよ。
自動売買をしてみたいなら:外為オンライン
おすすめポイント
- 初心者向きの自動売買がある
- 1,000通貨で約5,000円から取引ができる
- 無料セミナーが充実している
外為オンラインは少額で自動売買をしてみたい人におすすめなFX会社です。
外為オンラインのiサイクル2取引™は、簡単な設定をしておけば、24時間自動で相場の変動に追随して売買してくれるので、初心者にも使いやすいシステムになっています。
また、無料セミナーが充実しているので、レクチャーを受けながらFX取引をはじめたい人にもおすすめですよ。
スマホメインで取引するなら:外貨ex byGMO
おすすめポイント
- 高性能なスマホアプリを提供している
- 1,000通貨約4,000円から取引が可能
- 取引量に応じてPayPayか現金が付与される
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また、取引量に応じてPayPay(PayPayボーナスライト)もしくは現金が付与される、お得なキャンペーンも実施されていますよ。
FXレバレッジの計算方法のまとめ
この記事で重要な「FXレバレッジを活用するときのポイント3つ」について再度確認しましょう。
FXレバレッジを活用するときのポイント3つ
- 最初のうちは常に低レバレッジで少額取引する
- 損切り幅でレバレッジを決める
- デモトレードでハイレバレッジの取引を経験する
これらのポイントを理解して実践すれば、資金効率を上げてFXで資金運用できるようになってきますよ。
少額取引でおすすめのFX会社3選
- 超少額の4円から取引をはじめるなら:SBI FXトレード
- 自動売買をしてみたいなら:外為オンライン
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