この記事で解決できる悩み
- FXと株って何が違うの?
- FXと株はどちらがいいの?
- 自分に合った投資を始めたい!
この記事では、このような悩みや疑問について、解決するための解説をしています。
のちほど解説する「投資初心者にはFXから始めるべき理由5つ」と「株式投資がおすすめな人の特徴」を理解すれば、自分に合った投資方法が分かりますよ。

FXと株式投資の大きな違い7つ
まずはFXと株式投資の違いを理解して、どちらが自分に合うかの判断材料にしてください。
FXと株の仕組みの違いも含めて解説しますね。
FXと株式投資の大きな違い7つ
- 取引可能時間
- 手数料
- 投資対象
- 初期資金
- レバレッジ
- 利益の出し方
- 値幅とその制限
FX | 株式投資 | |
取引可能時間 | 平日24時間 | 9~15時まで(昼休憩あり) |
手数料 | なし(スプレッドはかかる) | あり(数十円~数千円) |
投資対象 | 通貨 | 企業 |
初期資金 | 約5円 | 1万円~ |
レバレッジ | 25倍 | なし |
1日の利益の制限 | なし | あり |
違い1:取引可能時間
株よりもFXのほうが取引できる時間が長いです。
株の取引時間は東京証券取引所が開く平日9:00〜15:00で、11:30〜12:30は昼休みで取引停止になります。
一方、FXは常に世界のどこかの市場が開いているので、月曜日の7:00から土曜日の7:00まで取引可能です。
日本時間深夜でも取引できるので、日中忙しいサラリーマンや主婦の方でも取引できるのがメリットです。
違い2:手数料
FXは取引しても手数料がかかりませんが、株は手数料がかかります。

しかしFXのスプレッドは株よりもはるかに安く、メジャー通貨である米ドル円の通貨ペア1ロットを1往復取引しても30円しかかかりません。
一方、たとえば有名企業であるトヨタ自動車の株(2021年4月2日の終値で8,462円)を100株取引した場合、証券会社によって往復数百円~1,000円も手数料がかかるんですね。
いかにFXのスプレッド(取引コスト)が安いかわかりますね。
違い3:投資対象
株もFXも価値の変動を予測する仕組みですが、投資対象が違います。
株は個々の企業に投資をするので、その企業が倒産すると持っている株の価値はゼロになってしまいます。
一方、FXの投資対象は各国が発行する法定通貨なので、国が破綻したり債務不履行(デフォルト)を起こさない限りは価値がなくなりません。
違い4:レバレッジ
FXには最大25倍のレバレッジがあるので、実際の資金以上の金額を取引できます。

一方、株は現物に投資するので、レバレッジがありません(信用取引なら3倍までのレバレッジが可能)。
ですから、少額の元手で資金効率よく利益を狙うには、FXがおすすめです。
違い5:取引に必要な資金
株は投資対象となる企業の株価、FXは取引する通貨ペアとFX会社の最低取引単位によって必要な資金が違います。
株は東証マザーズやJASDAQのいわゆる「小型株」を除き、東証一部の優良企業だと最低でも数万~数十万円が必要です。
一方FXは、SBI FXトレードやMATSUI FXなら1通貨から取引できるので、為替レートが1米ドル円=100円とすると100円から取引が始められます。
レバレッジをかければ必要な証拠金はより少なくなり、最大25倍をかけると約4円から取引できます。
違い6:利益の出し方
株とFXは利益の出し方が異なり、株は購入した株の価格が上昇しなければ利益を出せません。
一方、FXは現物取引ではなく証拠金取引なので、売りからも取引を始めることができます。
つまりFXは相場の下落局面でも利益を出せるので、相場の状況を問わず利益を狙えるのが特徴です。
違い7:値幅とその制限
株では1日の値幅に制限があるので、ストップ高・ストップ安の範囲内での変動となります。
ただし1年間の値幅で見ると、銘柄によっては100倍(逆に100分の1)になるものもあります。
一方FXでは値幅に制限がないので、短時間で大きな利益が狙えるものの一瞬で大損するケースもあります。
値幅制限がないとはいえ、1日1%前後の値動きにおさまる日がほとんどで、1年間で見ても最大30%程度の値幅です。
投資初心者はFXから始めるべき理由5つ
FXには株にはないメリットがたくさんあり、これから投資をはじめる方はFXがおすすめです。
具体的な理由5つを詳しくお伝えしますね。
投資初心者はFXから始めるべき理由5つ
- いつでも取引ができる
- 少ない資金から始められる
- レート変動以外でも利益を出せる
- 投資対象が少なくて迷わない
- 取引の練習が無料でできる
理由1:いつでも取引ができる
FXは平日24時間市場が開いているので、仕事や家事で忙しい方でも自分の性格やライフスタイルに合わせて取引できます。

一方、株は9:00~15:00(昼休みである11:30~12:30を除く)しか取引できないので、日中忙しい方は短期売買やデイトレードができないんですね。
取引スタイル | 利益の上げ方 | ポジション保有 | ポイント | |||
スキャルピング | 為替差益 | 数秒〜数分 | ・すき間時間でトレードできる人 ・利益効率は高いが難易度も高い ・スプレッドが狭いFX会社を選ぶ ・スキャルピング禁止のFX会社もある | |||
デイトレード | 為替差益 | 数分〜数時間 | ・明確な売買ルールを持って取引できる人 ・常にチャートが見れる専業トレーダー向き ・分析ツールが充実しているFX会社を選ぶ ・スプレッドが狭いFX会社を選ぶ | |||
スイングトレード | 為替差益 (スワップ) | 数日〜数週間 | ・為替差益とスワップポイントのどちらも狙える ・サラリーマンなど副業におすすめの取引スタイル ・資金管理がしっかりとできる人 ・テクニカル分析とファンダメンタル分析の両方が必要 | |||
長期トレード | スワップ (為替差益) | 数ヶ月〜数年 | ・銀行預金のように金利(スワップポイント)で稼ぐ ・副業向きのスタイルです。 ・スワップポイントが高いFX会社を選ぶ | |||
自動売買 | 為替差益 | ― | ・仕事や家事が忙しくて、あまり時間をとれない人 ・値動きや損益が気になって、取引ルールが守れない人 |
理由2:少ない資金から始められる
FXには最大25倍のレバレッジがかけられるので、株よりも少額の資金で取引をはじめられます。
株は現物取引ではレバレッジが使えませんが、信用取引なら最大3倍のレバレッジが使えます。
ですので、たとえば10万円分の取引をする場合、株の現物取引は10万円、信用取引は約3万円必要ですが、FXならわずか4,000円程度で済むんですね。
理由3:レート変動以外でも利益を出せる
FXでは為替差益以外にも、ポジションを保有して日をまたぐと、スワップポイントという金利が毎日もらえます。
そしてポジションを増やすほど、より多くのスワップポイントがもらえるんです。

具体的な方法については、以下の関連記事をぜひご覧ください!
株でも売買差益に加えて配当金や株主優待がもらえますが、会社や経営状況によってはもらえないケースがあります。
理由4:投資対象が少なくて迷わない
FXの投資対象は20~30種類の通貨ペアしかなく、株よりも投資対象が少ないので初心者でも迷いにくいメリットがあります。
そのなかでもメジャー通貨は種類も限られています。

株は3,500社以上の中から投資対象を選ばなくてはならず、業界もさまざまです。
今後伸びそうな企業を探すには、四季報や日経などの会社情報を研究する必要があり、投資初心者には難しいかもしれません。
理由5:取引の練習が無料でできる
FX会社によってはデモトレードを提供していて、仮想の資金を使って本番さながらの環境で取引を練習できます。
FXの取引の流れやツールの操作性をつかめるのでおすすめです。

一方、株は証券会社が公式で出しているデモトレードがないので、本番に向けた取引練習ができません。
株式投資がおすすめな人の特徴
つぎの特徴にあてはまる場合は株をおすすめします。
ただし株とFXは投資対象が違うので、何に投資したいかや自分の興味などを明確にしてから決めてくださいね!
株式投資がおすすめな人の特徴
- 資金に余裕がある
- 日本企業や経済に興味がある
- 株主総会に参加して、会社の経営に携わりたい
- 配当金以外にも株主優待が欲しい
株とFX両方の投資ができるおすすめ証券会社2選
株とFXで迷ったときは、FX会社ではなく証券会社で投資を始めましょう。
理由は株とFX以外にも先物OPやCFDなど、さまざまな投資商品を扱っているからです。
ひとつの会社に口座を作っておけば、その後ほかの金融商品で投資したくなっても、新たに口座を作る手間が省けますよ。
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初心者でも始められるFXの口座開設ステップ4つ
FXの口座は次の4ステップで作れます。
ここで、それぞれの流れを簡単につかんでおきましょう。
FXの口座開設の4ステップ
- 必要事項を記入する
- 本人確認書類を提出する
- 審査結果を待つ
- 口座に入金する
ステップ1:必要事項を記入する
まずはFX会社の公式サイトから口座開設申し込みフォームに進み、住所や氏名などの必要事項を入力します。
入力した内容はステップ2で提出する本人確認書類の内容と相違がないか審査されるので、入力誤りや漏れのないよう気をつけてください。

なお、FX取引するうえでの規定や責任範囲などを把握するために、契約締結前交付書面や約款には必ず目を通しておきましょう。
ステップ2:本人確認書類を提出する
申し込みフォームの入力が終わったら、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類と、マイナンバー関係書類を提出します。
スマホで撮ったデータをアップロードすれば、書類のコピーを郵送する手間が省けますし、審査も早く終わりますよ。
必要な箇所が見切れていたり、画像の文字が不鮮明だと審査に落ちる可能性があるので注意してください。
ステップ3:審査結果を待つ
ステップ2までを終えたら、FX会社の審査結果を待ちます。
審査にかかる時間はFX会社と本人確認書類の提出方法によって異なり、早く審査をすませるにはデータのアップロード方式がおすすめです。
早くて即日、遅くても1週間以内には審査結果が出ます。

ステップ4:口座に入金する
ステップ3で届いたID・PWで取引ツールにログインして、証拠金を入金すれば、いよいよ取引開始です。
なお、入金には銀行口座から振り込む方法と、ネットバンキングがあります。
ネットバンキングなら、手数料無料で24時間いつでも即時で入金を反映できるのでおすすめですよ。
まだネットバンキングの口座を持っていないなら、この機会にあわせて口座開設しておくといいでしょう。
投資をするにあたっての注意点3つ
株・FXに共通する注意点を3つお伝えします。
これらを知らずに取引すると思わぬ損失につながるおそれがあるので、しっかり読んでおきましょう!
投資の注意点3つ
- 株とFXは損益通算できない
- 必ず余剰資金で投資する
- 基礎知識を身につける
注意点1:株とFXは損益通算できない
株とFXの損益は分けて課税されるので、損益通算はできません。
たとえば株で30万円の利益、FXで10万円の損失が出たケースで、両者を通算して20万円の利益として申告することはできないんですね。
ただし株・FXそれぞれで同類の所得とは通算できるので、株は上場株式の配当、FXはくりっく365やCFDの利益とは通算できます。
株とFXの税金の違いについては、以下の関連記事でも詳しく確認しましょう。
注意点2:必ず余剰資金で投資する
株やFXは、たとえ失っても生活に影響が出ない資金で投資すべきです。
なぜなら生活費を投資すると、絶対に損失を出せないという不安から冷静な判断ができず、損失を出しやすくなるからです。
株だと投資先の企業が倒産や合併によって上場廃止になると、株の価値がゼロになり投資額が全額損失になります。
FXの場合においても、ロスカットが発動して証拠金の大半を失ったり、証拠金以上の損失が出てFX会社に対する借金(追証)が発生するおそれがあります。
また、たとえ余剰資金であっても大損は避けたいものです。

あと、損失が膨らむ前に、早めの損切りをすることも大切ですよ。
注意点3:基礎知識を身につける
基礎知識がないと、利益の出し方を知らないまま取引をすることになります。
株やFXは知識や根拠を持って取引する「投資」であり、勘で取引するような「ギャンブル」ではありません。
基本的な用語の意味や注文方法、取引の流れなどのしくみ、取引手法は必ず勉強すべきです。
投資の基礎知識を身につけたい方は、以下の記事をご覧ください!
【FXと株の違い】まとめ
この記事で重要な「投資初心者にはFXから始めるべき理由5つ」について再度確認しましょう。
投資初心者にはFXから始めるべき理由5つ
- いつでも取引ができる
- 少ない資金から始められる
- レート変動以外でも利益を出せる
- 投資対象が少なくて迷わない
- 取引の練習が無料でできる
株とFXの違いを紹介しましたが、はじめての投資はFXがおすすめです。
FXを始めて他の投資に興味が湧いたら、株やCFDなどに挑戦してみてくださいね。
株とFX両方の投資ができるおすすめ証券会社
- 様々な取引スタイルに対応|総合力が高い:GMOクリック証券
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投資初心者向けのおすすめFX会社
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- 学びながらFXをはじめるなら:外為オンライン
- 高性能なスマホアプリで取引するなら:外貨ex byGMO