システムトレードは初心者にも嬉しいメリットがいくつかありますが、利用する上で気をつけておきたいことがあります。システムトレードも万能ではありませんので、失敗しないためにも念頭に入れておきましょう。
ここでは、システムトレードを活用する前に最低限知っておくべき3つのことを解説します
これからシステムトレードの活用を考えている方は、チェックしておきましょう。
- プログラムによって得意・不得意な相場がある
- サーバーの性能に左右されることがある
- 相場の急激な変動は予測して対応できない
その1:プログラムによって得意・不得意な相場がある
初心者におすすめの選択型シストレにはストラテジー系とリピート系がありますが、それぞれ相場に得意・不得意があります。
ストラテジー系はトレンド相場に強く、リピート系はレンジ相場に強いプログラムとなります。トレンド相場の時に、リピート系のプログラムを使ったり、また逆にレンジ相場の時に、ストラテジー系のプログラムを使ってトレードしても、あまり利益を出すことはできないでしょう。
相場の状況に合わせて、合ったプログラムを選択することが必要となります。状況によって判断する必要があるため、一週間あたりを目途に定期的にチェックをしましょう。ストラテジー系、リピート系それぞれ最低1つプログラムを運用しておけると、相場に対応できる幅が広がると思います。
その2:サーバーの性能に左右されることがある
システムトレードはプログラム自体の性能も重要ですが、合わせてサーバーの性能も重要になってきます。裁量トレードの場合にも言えることではありますが、システムトレードは裁量トレードよりも頻繁にサーバーへアクセスすることがあり、プログラムを提供している会社のサーバーの性能が重要になってきます。
もし性能がよくないサーバーの会社を利用していると、売買が正しく行われなかったり、一時的に注文が集中した時に、サーバーが負荷に耐えられなくなって注文に遅れが生じ、思いがけない値で売買が行われる可能性があります。
そのためできるだけ、サーバー性能が良いと評判の大手FX会社を選ぶようにしましょう。
その3:相場の急激な変動は予測して対応できない
ストラテジー系のプログラムは過去の相場のデータなどを参考にして利益を出す取引方法でプログラムを組んでいます。ですので、過去のデータから予測できないような、自然災害に起因した急激な相場変動へ対応が不得意です。
急激な相場の変動は、裁量トレード、システムトレードともに予測できないというのが正直なところです。そのため、定期的に相場のチェックを行い、変動に気が付けるようにしましょう。
ニュースなどで事前に大幅な為替相場の変動が予想されるような時は、手動で決済しておき、システムを一時的に停止させることでリスクを最小限にすることができるでしょう。

- 利用するプログラムが、どういった相場が得意・不得意か認識しておく必要があるぞ!
- シストレを利用する時は、サーバーの性能のチェックも忘れずにの!
- シストレが自動的に売買してくれると言っても、定期的な相場のチェックは怠ってはならんぞ!