FXでは良質な情報を得ることが出来るかどうかが勝負の決め手となります。
利益を上げているプロのトレーダーは良質な情報を手に入れているからこそ、勝つことが出来ているといえるでしょう。FX初心者はそういった情報戦では負けているかもしれません。しかし、これはFXに限ったことではありません、他の株式投資や投資信託でもこの情報収集がキーポイントになります。
ではどのようにプロのトレーダーは情報を手に入れるのでしょうか。高いお金を支払ったり、やみくもに情報を探して時間を費やしているわけではありません。
その方法の1つは、単純にFX取引会社に口座を開くことです。取引会社に口座を開けば無料で多くの情報を手に入れることが可能です。

情報は疑う事も大事!
情報の中には当然正しくないものも混ざっています。これから何年間も長くFX取引をするなら、こういった情報を自分で見極める目を持つことが必要になってきます。
為替相場に大きな影響を与える米雇用統計があります。この雇用統計は米国労働省により毎月第一金曜日に発表され、その前の三日間と、その後の三日間は大きく為替が変動すると言われます。雇用統計の中でも非農業部門雇用者数と失業率が特に大事と言われ、そこから為替がどのように変化するか判断していきます。
こういった情報でも、そのまま鵜呑みにすることは危険です。必ず失業率が下がっても為替相場が下落するわけではありません。一番大事なことは、この情報を本当に正しいのか吟味して、この情報によって為替相場がどのように変化するか、自分で予測する必要があります。
そうするうちに金融知識が増え世界情勢に詳しくなることで、自分で相場を見極める力がついてきます。
経済指標で利益を狙えるチャンス
各国の経済の状況を数値化したものを経済指標といい、GDPや景気指数、雇用統計などを指します。
重要な経済指標ですと、相場に与える影響も相当なものです。一国の経済指標の発表が、アメリカなどの主要国からオーストラリア、カナダなどの資源国まで、複数の国に影響を与えることがあります。
2015年に起きた、いわゆる「チャイナショック」でも相場が円高に進んだことがあり、発表された経済指標が市場の予測よりも低かったため、他国の為替レートが大きく変動しました。
経済指標が発表される時間には相場が大きく動く可能性があります。また、同時に大きい利益を得られるチャンスがあるということです。もちろんそれは不利益に傾く可能性もあるということですので、慣れないうちは慎重に市場の動きを見ることをおすすめしますが、うまく市場の動きを掴み取引ができれば、かなりの利益を期待することもできるでしょう。