この記事で解決できる悩み
- FXのスプレッドについて知りたい
- FX会社ごとのスプレッドを比較したい
- スプレッドに注目してFX会社を選ぶときの注意点は?
この記事では、このような悩みや疑問について、解決するための解説をしています。
のちほど解説する「スプレッドを比較して会社を選ぶとき注目したいポイント4つ」を意識すれば、スプレッドを比較しつつ、自分にあうFX会社を選ぶことができますよ。

【はじめに】スプレッドとは?
スプレッドは「広がり・差」という意味で、FXでは通貨の売値と買値の差額を指します。
口座維持管理手数料や取引手数料が一切無料を謳うFX会社は多いですが、スプレッドはどのFX会社でもかかる実質的な手数料です。

スプレッドの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の関連記事をご覧ください。
補足:原則固定と変動制の違い
スプレッドには原則固定と変動制の2種類があります。
コストを抑えて取引するには原則固定がおすすめです!
原則固定は普段は固定されたスプレッドで取引できます。
ただし、経済指標が発表される時間帯や有事の際に取引が集中すると、スプレッドが広がる場合があります。
一方、変動制は為替レートが変動するにつれて常にスプレッドが変動するタイプです。
とくに日本時間早朝は、取引量が減って市場の流動性が下がります。この時間帯はスプレッドが大きく変動します。
FX会社13個を比較!主要通貨ペア別スプレッド
FX会社と通貨ペアによってスプレッドの広さは異なります。

なお、取引通貨単位や時間帯によってスプレッドが変わるケースがあります。
詳細は各FX会社の公式サイトで確認できますよ。
業者名 | 米ドル円 | ユーロ円 | 英ポンド円 | 豪ドル円 |
DMM FX | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.9銭 | 0.6銭 |
外為オンライン | 0.9銭 | 1.9銭 | 3.4銭 | 3.2銭 |
GMO外貨 | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.8銭 | 0.6銭 |
SBI FXトレード※2 | 0.18銭 | 0.48銭 | 0.88銭 | 0.58銭 |
GMOクリック証券 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.9銭 | 0.6銭 |
LIGHT FX | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.6銭 |
LINE FX※4 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 | 0.5銭 |
みんなのFX | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.9銭 | 0.6銭 |
アイネット証券 ループイフダン | 2.0銭 | 3.0銭 | 5.0銭 | 4.0銭 |
インヴァスト証券 トライオートFX | 0.3銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.6銭 |
FXブロードネット | 0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.6銭 |
松井証券 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.4銭 |
※1 午前9時~翌午前3時
※2 1,000通貨単位以上での取引の場合
※3 午前8時~翌午前4時
※4 午前9時~翌午前3時
※情報取得日:2023年9月26日
スプレッドを比較して会社を選ぶとき注目したいポイント4つ
スプレッドでFX会社を選ぶときは、スプレッドの狭さだけで選ぶとかえってコストがかかる場合があります。
そこでスプレッドに関する注目すべきポイントを4つお伝えしますね!
スプレッドを比較して会社を選ぶとき注目したいポイント4つ
- 原則固定を選ぼう
- スプレッドが狭いFX会社を選ぼう
- スプレッドの提示率に注目しよう
- 約定力の高さに注目しよう
ポイント1:原則固定を選ぼう
変動制よりもスプレッドが広がりにくく、コストを抑えられる原則固定のFX会社を選びましょう。
原則固定なら一部の時間帯や注文が殺到するような特殊な相場を除いてスプレッドが定額です。

ちなみに米ドル円(USD/JPY)やユーロ円(EUR/JPY)といったメジャー通貨なら、国内の大手FX会社はすべてスプレッドは原則固定ですよ。
ポイント2:スプレッドが狭いFX会社を選ぼう
自分が取引したい通貨ペアのスプレッドが狭いFX会社を選びましょう。
というのもFX会社と通貨ペアによってスプレッドが違うからです。
ちなみに、米ドル円のスプレッドが0.2~0.3銭であることが、FX会社のスプレッドの広さを判断するひとつの目安になります。
米ドル円はFXで取引量が多い通貨ペアであり、米ドル円のスプレッドを抑えて集客に力を入れているかが読み取れるからです。
ポイント3:スプレッドの提示率に注目しよう
スプレッドの提示率とは、FX会社が公式サイトや広告で掲載しているスプレッドがどのくらいの時間提供されたかを表す指標です。
提示率が高ければFX会社が掲載するスプレッドより広がることが少なく、コストを抑えて取引できます。
ただし提示率を公表していないFX会社も多く、また提示率が高くても以下のようなタイミングはスプレッドが広がりやすいので取引を控えましょう。
スプレッドが広がりやすいタイミング
- 相場が急激に変化しているとき
- 流動性が低い時間帯
- FX会社の取引先の金融機関が少ないとき
ポイント4:約定力の高さに注目しよう
FXで注文が成立することを約定といい、トレーダーが注文したタイミングとレートに近いレートで約定する能力を約定力といいます。
約定力が低いと注文したレートで約定しなかったり、不利なレートで約定する(スリッページが発生する)リスクが高いです。

約定力とスリッページの関係や、損失リスクを抑える方法は以下の記事で詳しく紹介しています。
スプレッドが狭くコストを抑えて取引できるおすすめFX会社2選
スプレッドの狭さだけでなく、ツールの機能や操作性などの評判もいいおすすめのFX会社は次の2社です。
それぞれのおすすめポイントを詳しくお伝えしますね。
スプレッドが狭くコストを抑えて取引できるおすすめFX会社
- PayPay還元で実質スプレッドが安い:外貨ex byGMO
- 取引コストがとにかく安い!取引高は国内No.1:GMOクリック証券
PayPay還元で実質スプレッドが安い:GMO外貨
おすすめポイント
- 業界最狭水準のスプレッド
- スプレッド提示率が高いので広がりにくい
- 取引量の応じてPayPayか現金で還元
GMO外貨は実質スプレッドが狭いので取引量が多い方や頻繁に取引する方におすすめです。
原則固定のスプレッド(※)は業界最狭水準!スプレッド提示率が高くスプレッドが広がりにくいため、安心して利用できるFX会社といえるでしょう。
対象は「①直近4週間で10万通貨以上の取引」「②直近1週間で1万通貨以上取引」の両方を満たせばOK!取引量が多いとランクが上がり還元率もUP!
取引量の多いデイトレーダーなら、よりたくさんのPayPayボーナス(または現金)に還元されるので、実質スプレッドを下げることになり低コストのFX取引ができますよ!
※2023年2023年8月28日~9月22日の『米ドル/円』のスプレッド提示率は99.40%
取引コストがとにかく安い!取引高は国内No.1(※):GMOクリック証券【PR】
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- FXの取引高8年連続国内第1位(※)
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取引単位が1万通貨単位からなので、初心者の方はデモトレードで練習してから本番取引に臨みましょう。
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スプレッドに関する質問3つ
その他スプレッドに関係する知識として、知っておくと便利なものを3つ紹介します。
スプレッドに関する質問3つ
- 米ドル円0.2銭ってつまりいくらなんですか?
- スプレッド以外に手数料はかかりますか?
- FX会社ごとにスプレッドが違うのはなんでですか?
Q1:米ドル円0.2銭ってつまりいくらなんですか?


スプレッドが0.2銭のときに1万通貨で取引する場合、0.2銭×1万ドル=2000銭です。
1円が100銭なので、2000銭は20円になります。
つまり、支払うスプレッドの額は20円です。
同様に考えると、取引量が1000ドルのときは2円、10万ドルのときは200円のスプレッドがかかります。
Q2:スプレッド以外に手数料はかかりますか?


実質的な手数料であるスプレッド以外は、手数料が無料のFX会社が多いです。
ただし、一部例外もあります。
例えばFXプライムbyGMOは、1万通貨未満の取引をするときには手数料がかかります。
また外為オンラインのiサイクル2取引や、FXブロードネットのトラッキングトレードなどの自動売買システムを利用する際も手数料がかかります。
Q3:FX会社ごとにスプレッドが違うのはなんでですか?


FX会社がトレーダーに表示している為替レートは、その会社のカバー先金融機関から提示されたものに、FX会社の利益のスプレッドを上乗せしたものです。
なのでカバー先金融機関が多いほど、有利なレートを選んで狭いスプレッドで為替レートを提示できるのです。
また、スプレッドの狭さよりも、取引ツールの質や情報発信に力を入れているなど、FX会社の方針によってもスプレッドの狭さは変わってきます。
FXのスプレッド比較まとめ
この記事で重要な「スプレッドを比較して会社を選ぶとき注目したいポイント4つ 」について再度確認しましょう。
スプレッドを比較して会社を選ぶとき注目したいポイント4つ
- 原則固定を選ぼう
- スプレッドが狭いFX会社を選ぼう
- スプレッドの提示率に注目しよう
- 約定力の高さに注目しよう
これらのポイントを理解すれば、スプレッドの狭さだけでなく、総合的な理由でコストを抑えられるFX会社を選ぶことができますよ。
スプレッドが狭くコストを抑えて取引できるおすすめFX会社
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