この記事で解決できる悩み
- FXの口座開設や維持に手数料はかかるの?
- FXで取引するときの手数料はいくらなの?
- できるだけコストを抑えてFXをしたい!
この記事では、このような悩みや疑問について、解決するための解説をしています。
のちほど解説する「コスト面(手数料)でのFX会社選びのポイント5つ」を参考にFX会社を選べば、コストを抑えて自分の取引スタイルに合うFX会社が見つけられますよ。

FXの口座開設や維持手数料は無料
FXをするには、FX会社に専用の口座を開設する必要があります。
ただし口座開設・維持には一切手数料がかかりません。
そのため、トレーダーの67%が複数の口座を作り、状況に応じて使い分けていると言われています。
複数の口座を使い分けるトレーダーが多い理由やメリットについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
FXは取引手数料も無料(一部あり)
株式投資では取引のつど証券会社に取引手数料を支払わなければなりません。
一方FXでは、国内業者は自動売買を除いて取引手数料はかからないものの、実質的な手数料としてスプレッドがかかります。
FX会社は、このスプレッドを収益源のひとつとしています。

スプレッドとは
スプレッド(spread)とは「広がり・差」という意味で、通貨ペアの売値と買値の差のことです。
トレーダーにとっては実質的な取引コストになります。
たとえば、1米ドル円の売値が105.677円、買値が105.678円だった場合、この差の0.1pips(0.1銭)がスプレッドです。
なお、スプレッドは通貨ペアによって異なり、米ドル円やユーロ米ドルなどの取引量が多く流動性の高い通貨ペアは、スプレッドが狭いので取引コストが抑えられますよ。
原則固定と変動制の違い
スプレッドには原則固定と変動制の2種類があります。
原則固定は基本的にFX会社が提示するスプレッドで一定です。
ただし、ある特定の状況でスプレッドが広がることがあります。あとで詳しく解説します。
一方、変動制は原則固定よりも狭いスプレッドが提示されるケースがあるものの、常にスプレッドが変動するので、取引コストが計算しにくいのがデメリットです。

スプレッドが広がる2つのケース
スプレッドは市場の状況によっては広がり、普段よりコストがかかる場合があります。
以下2つのケースには注意してください。
スプレッドが広がる2つのケース
- 市場参加者が少ないとき
- 為替レートが急変したとき
ケース1:市場参加者が少ないとき
トレーダーが少なく取引量が少ない時間帯はスプレッドが広がりやすいです。

この時間帯はスプレッド負けして利益が出しにくいので、取引は避けましょう。
ケース2:為替レートが急変したとき
経済指標や要人発言の発表前後、世界が注目するような重大な出来事(自然災害、テロ、選挙など)がニュースになると、スプレッドが広がることがあります。
突発的な出来事は予測できませんが、注目度の高い経済指標の発表日時は事前にチェックしておき、一旦決済したり、取引を控えましょう。

スリッページ
FX会社のシステムが実際の為替レートの動きに追いつかず、注文レートと約定レートに差が出ることがあります。
この差をスリッページをいい、とくに経済指標の発表時など、為替レートが急変するとすべりやすいです。

コスト面(手数料)でのFX会社選びのポイント5つ
コスト面からFX会社を選ぶときは、以下5つのポイントを意識するといいですよ。
スプレッドの狭さだけで選んでいた人は、ほかとのバランスも考えてみましょう。
コスト面(手数料)でのFX会社選びのポイント5つ
- スプレッドが狭い
- スプレッドは原則固定
- スプレッド提示率の高さ
- 約定率が高い
- スワップポイントとのバランス
ポイント1:スプレッドが狭い
スプレッドが狭いほうが取引コストを抑えられます。
たった0.1pipsの差であっても取引量や取引回数が増えると、コスト差の影響は大きくなります。
ただしすべての通貨ペアのスプレッドが最狭のFX会社を探す必要はなく、自分が取引する通貨ペアが狭ければ十分です。
まだ通貨ペアが決まっていない人は、米ドル円、ユーロ米ドル、ユーロ円といった主要な通貨ペアを見れば、FX会社ごとのスプレッドの広狭の傾向はある程度判断できますよ。

ポイント2:スプレッドは原則固定
スプレッドが変動制ではなく原則固定のFX会社を選びましょう。
その理由は、変動制だと原則固定よりもコストが読みにくいだけでなく、スプレッドが広がってコストがかかる可能性があるからです。
ただし、原則固定もスプレッドが広がる場合があるので注意してください。
ちなみに国内のFX会社は基本的に原則固定を採用していて、変動制は海外のFX会社に多いです。
ポイント3:スプレッド提示率の高さ
提示率とは、スプレッドが原則固定のFX会社が、一定期間に自社の示す基準スプレッドの範囲内で取引可能だった時間の割合(実績値)のことです。
スプレッドが原則固定でも提示率が低いと、スリッページが多く発生して基本スプレッドより広がる場面が多くなります。
FX会社の公式サイトで提示率を公表しているので、使いたいFX会社の提示率が高いか確認しましょう。
ポイント4:約定率が高い
約定率とは、トレーダーが意図した為替レートとタイミングで注文が約定する確率です。
約定率が高いと注文拒否やスリッページが発生しにくく、希望する為替レートで注文が通りやすくなるので、取引コストを抑えられます。
提示率と同様、約定率もFX会社の公式サイトで公表されている場合があるので、確認しましょう。
ポイント5:スワップポイントとのバランス
自分の取引スタイルに応じて、スプレッドとスワップポイントのバランスをとりましょう。
理由は、取引する頻度やスワップ運用をするかどうかで、FX会社に求めるものが変わるからです。


スプレッドの狭いおすすめの会社比較
ここではスプレッドが狭いおすすめのFX会社6社を比較して紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
低コストの人気FX会社3選
スプレッドが狭い上記FX会社のうち、取引ツールの機能性やスマホアプリが便利な人気のFX会社を3社紹介します!
3社ともデモトレードが使えるので、使用感を試したい人にもおすすめですよ。
高性能なスマホアプリで取引するなら:YJFX!
おすすめポイント
- スマホアプリが高性能
- 1,000通貨からの少額取引
- PayPayか現金がもらえる
YJFX!は、スマホ中心で取引したい人におすすめのFX会社です。取引ツール「外貨ex」は高性能ながら、初心者でも直観的に操作しやすいです。
また、1,000通貨から取引できるので、まずは少額でFXに慣れたい人にも向いています。
取引ごとにPayPayもしくは現金がもらえるので、お得にFXができますよ!
様々な取引スタイルに対応|総合力が高い:GMOクリック証券
おすすめポイント
- FXの取引高8年連続国内第1位(※)
- 業界最強水準のスプレッド、かつ、高スワップ
- 取引ツールの操作性が抜群
GMOクリック証券は、FXの取引高8年連続国内第1位(※)で、トレーダーからの評価が高いFX会社です。
スプレッドは業界最強水準で、スワップポイントも高いので、さまざまな取引スタイルで好条件の取引ができます。
取引ツールの操作性が高く、Macやガラケーでの取引にも対応しています。
10,000通貨からの取引のため、資金に余裕のある人におすすめです。
(※)ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月
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DMM FXのおすすめポイント
- 国内口座開設数第1位(※)
- 24時間対応のLINEサポート
- スプレッドが業界最狭水準
DMM FXは国内口座開設数が第1位(※)で多くのトレーダーから支持されており、人気のFX会社で取引したい人におすすめです。
また、スプレッドが業界最狭水準で設定されているので、コストを抑えて取引したい人にもおすすめですよ。
24時間のLINEサポートやAIチャットにも対応しているので、初心者でも安心してFX取引がはじめられます。
(※)2020年1月末時点。ファイナンス・マグネイト社調べ(2020年1月口座数調査報告書)
FXの手数料比較のまとめ
この記事で重要な「コスト面(手数料)でのFX会社選びのポイント5つ」について再度確認しましょう。
コスト面(手数料)でのFX会社選びのポイント5つ
- スプレッドが狭い
- スプレッドは原則固定
- スプレッド提示率の高い
- 約定率が高い
- スワップポイントとのバランス
これらのポイントを参考にFX会社を探せば、コストを抑えてFX取引ができますよ。