この記事で解決できる悩み
- FXするときにどの通貨ペアで取引すればいいの?
- それぞれの通貨の特徴を知りたい!
- FX初心者におすすめの通貨ペアは何?
この記事では、このような悩みや疑問について、解決するための解説をしています。
のちほど解説する「FX初心者が通貨ペアを選ぶときのコツ3つ」を参考にすれば、あなたと相性の良い通貨ペアがきっと見つかりますよ。
FXトレードでおすすめの通貨7選
FXでは為替変動による利益とスワップポイントによる利益の2つを得ることができます。
どちらを狙うかによっておすすめの通貨ペアが違うので、それぞれのケースについて解説します。
FXで得られる2つの利益
- 為替差益で利益を狙う場合
- 長期運用でスワップポイントを狙う場合
ケース1:為替差益で利益を狙う場合
為替差益を狙うときは、取引するトレーダーの数が多いほど値動きが安定していて予測しやすいので、以下4つの流動性が高いメジャー通貨を取引するのがおすすめです。

また、小幅の利益を積み重ねるスキャルピングをするなら、コストを抑えるためにスプレッドが狭い通貨ペアを選びましょう。
一方、数日〜数週間スパンで取引するスイングトレードなら取引回数が少ないので、スプレッドはそれほど気にする必要はありません。
おすすめ通貨
- 米ドル
- ユーロ
- 日本円
- ポンド
おすすめ通貨1:米ドル
基軸通貨である米ドルは世界で最も影響力があります。
FXにおいても米ドルを含む通貨ペアは流動性が高いです。
また、GMOクリック証券やDMM FXなどの人気のFX会社では米ドル円のスプレッドが0.2銭なので、他の通貨ペアよりもスプレッドが狭く、取引コストを抑えられておすすめですよ。


おすすめ通貨2:ユーロ
ユーロは世界3大通貨のひとつで、米ドルに次ぐ取引量を誇っています。
流動性の高さや値動きの安定性から、FX初心者が為替差益を狙いやすい通貨ですね。
ユーロを含む通貨ペアの中では、取引量が最多のユーロ米ドルがおすすめです!
米ドルに並びユーロを含む通貨ペアもスプレッドが比較的狭く、ユーロ円では0.5銭、ユーロ米ドルでは0.3〜0.4銭のFX会社が多くなっています。
ユーロを含む通貨ペアは、ECB(欧州中央銀行)が政策金利を発表するときに大きくレートが動きやすいので、値動きに備えて損切り注文を出すか、一旦、ポジションをすべて決済して為替変動の影響を受けないようにしましょう。
おすすめ通貨3:日本円
米ドル、ユーロと並んで日本円も世界3大通貨のひとつで、取引量が多く値動きも安定しています。
日本人としては馴染みのある通貨なので、情報収集や値動きの予測が立てやすいのでおすすめですよ。
なお、FXでは通貨ペアを大きく分けて「クロス円」と「ドルストレート」と呼ぶことがあります。

クロス円とドルストレートについては、あとで詳しく解説しますね!
おすすめ通貨4:ポンド
ポンドはイギリスの通貨で、ユーロ系の通貨ペアと値動きが連動しやすいのが特徴です。
ポンドを含む通貨ペアは、スプレッドが米ドル円やユーロ米ドルより広いので取引コストがかかるものの、値動きが大きいのでより大きな為替差益を狙うことができます。
ただし相場が不利な方向に動くと、損失も大きくなるので注意が必要です。
ケース2:長期運用でスワップポイントを狙う場合
ポジションを長期間保有するときは、より多くのスワップ利益を得られるよう、以下3つの通貨を含むスワップポイントが高い通貨ペアに投資しましょう。

スワップポイントを狙った投資手法やおすすめのFX会社については以下の記事で詳しく解説しています!
おすすめ通貨
- 豪ドル
- NZドル
- 南アフリカランド
おすすめ通貨5:豪ドル
豪ドルはオーストラリアの通貨で、スワップポイントが高く相場の動きも安定しているので、スワップ投資に向いています。

豪ドルでスワップ投資をするときは、スワップポイントが高いGMOクリック証券やSBI FXトレードでユーロ豪ドルの通貨ペアがおすすめです!
おすすめ通貨6:NZドル
NZドルはニュージーランドの通貨で、豪ドルと同じくスワップポイントが高く相場の動きも安定しているので、スワップ投資に向いています。
なお、NZドルは豪ドルよりもスプレッドが広い傾向にありますが、長期のスワップ投資では取引回数が少ないので、それほど気にする必要はありません。
また、NZドルは同じオセアニア諸国の通貨である豪ドルと相場の動きが似ているのが特徴です。
NZドルを含む通貨ペアとスワップ投資をするなら、スワップポイントが比較的高いDMM FXを使ってユーロNZドルに投資するのがおすすめです。
おすすめ通貨7:南アフリカランド
南アフリカランドは豪ドルやNZドルよりもスワップポイントが高いものの、相場の動きが不安定です。
そのため、ポジション保有中は常に情報収集に努めつつ、チャートをチェックして相場の急落に備えましょう。
南アフリカランドでスワップ投資をするなら、スワップポイントが高いGMOクリック証券や、取引量を小刻みに調整しやすいSBI FXトレードがおすすめですよ!
【注意】常に為替レートをチェックすること
スワップ狙いでポジションを長期保有する場合、為替変動の影響を常に受けることになるので、チャートの動きには気をつけましょう。
なぜなら相場が不利な方向に動くと、スワップ利益よりも為替差損のほうが大きくなり、トータルの収支がマイナスになる可能性があるからです。
ですので相場が大きく動いたときに備えて、損切り注文は必ず入れておきましょう。
逆に、相場が有利な方向に動けば、スワップ利益と為替差益の両方で利益を得られるので魅力的です。
FX初心者が通貨ペアを選ぶときのコツ3つ
はじめてFXをする人は、以下3つのコツを踏まえて通貨ペアを選ぶといいですよ!
通貨ペアを選ぶときの3つのコツ
- 取引量の多い通貨ペアを選ぶ
- 変動要因が少ない通貨ペアを選ぶ
- 取引する時間帯で選ぶ
コツ1:取引量の多い通貨ペアを選ぶ
取引量が多く流動性が高い通貨ペアなら、相場の急騰・急落が起きにくいので初心者でも安全に取引しやすいです。

流動性の低いマイナーな通貨ペアだと、取引に参加するトレーダーが少ないので、通貨ペアを売買したくても希望のレートで取引できないことがあるんです。
以下のグラフを見ると、米ドルやユーロが絡む通貨ペアの取引量が多いことがわかりますね!
コツ2:変動要因が少ない通貨ペアを選ぶ
政治・経済情勢が安定している国が発行する通貨が絡む通貨ペアを取引すれば、突発的な悪いニュースで、相場が不利な方向に大きく値が動くリスクを抑えることができます。
また、変動要因が多い通貨ペアを取引すると、情報が多すぎて整理できず、誤った取引判断をする可能性があります。

ドルストレート
ユーロ米ドルや豪ドル米ドルなど、米ドルが絡む通貨ペアをドルストレートといいます。
外国為替市場では2国間の力関係で通貨ペアの値動きが決まるのですが、ドルストレートは基軸通貨である米ドルを介して取引されるので、力関係を把握しやすいです。
また、取引量が多いので流動性が高く、値動きも安定しているのが特徴です。
クロス円
クロス円とは、ユーロ円やポンド円、豪ドル円など、米ドル以外の通貨と日本円の通貨ペアです。

ですから、ドルストレートよりも値動きを予測しにくいといわれています。
たとえばユーロ円の通貨ペアで取引するなら、相場分析の精度を上げるために、ユーロ米ドルや米ドル円などの取引しない通貨ペアの値動きもチェックすると良いでしょう。
コツ3:取引する時間帯で選ぶ
時間帯によって、市場が開く国の通貨が絡む通貨ペアで取引すれば、値動きが活発になって為替差益を狙いやすくなります。
たとえば日本時間9時~15時では東京市場が開くので、日本円や豪ドルを含む米ドル円や豪ドル円がおすすめです。
また16時頃になると欧州市場が開くので、ユーロやポンドを含むユーロ米ドルやポンド米ドルで取引しましょう。
さらに22時頃からはニューヨーク市場が活発になるので、ドルストレートの通貨ペアで取引するといいですね。
FX初心者は米ドル円(USD/JPY)で取引をはじめよう
FXがはじめての方は米ドル円がおすすめです。
なぜなら米ドルは取引量が多く流動性が高いので、相場の乱高下が少なく初心者でも取引しやすいからです。

さらに、人気FX会社の米ドル円のスプレッドは狭い(0.1〜0.3銭)ので、コストを抑えて取引することができます。
通貨ペア選びで迷ったときは、米ドル円の少額取引からはじめるのがおすすめですよ!
おすすめのFX会社4選
これまでで紹介したFX会社4社について、具体的なおすすめポイントを解説しますね!
おすすめのFX会社4選
- 人気のFX会社で取引したいなら:DMMFX
- 高性能なスマホアプリで取引するなら:外貨ex byGMO
- 超少額の4円から取引をはじめるなら:SBI FXトレード
- 様々な取引スタイルに対応できて総合力が高い:GMOクリック証券
総合力の高い人気のFX会社で取引したいなら:DMM FX
DMM FXのおすすめポイント
- 国内80万口座超え(※)の業界大手
- 24時間対応のLINEサポート
- スプレッドが業界最狭水準
DMM FXは国内口座開設数が80万口座(※)を超え、初心者から上級者まで多くのトレーダーから支持されているので、人気のFX会社で取引したい人におすすめです。
また、スプレッドが業界最狭水準で設定されているので、コストを抑えて取引したい人にもおすすめですよ。
24時間のLINEサポートやAIチャットにも対応しているので、初心者でも安心してFX取引がはじめられます。
(※)2020年8月31日当社調べ。DMM FXと外為ジャパンFXを合算した数値
高性能なスマホアプリで取引するなら:外貨ex byGMO
おすすめポイント
- スマホアプリが高性能
- 1,000通貨からの少額取引
- PayPayか現金がもらえる
外貨ex byGMOは、スマホ中心で取引したい人におすすめのFX会社です。取引ツール「外貨ex」は高性能ながら、初心者でも直観的に操作しやすいです。
また、1,000通貨から取引できるので、まずは少額でFXに慣れたい人にも向いています。
取引ごとにPayPayもしくは現金がもらえるので、お得にFXができますよ!
国内唯一の1通貨単位!超少額の5円から取引できる:SBI FXトレード
おすすめポイント
- 国内唯一の1通貨単位から取引できる
- 29種の豊富なテクニカル指標を利用できる
- 積立FXの自動購入でコツコツ資産を増やせる
SBI FXトレードは国内唯一の1通貨単位、約5円から取引をはじめられるので、超少額で取引をはじめたい人におすすめです。
取引ツールは見やすく初心者でも簡単に使えて、29種類の豊富なテクニカル指標など、機能も兼ね備えています。
ほかにはスプレッドが業界最狭水準なので、コストをおさえて取引ができるのも魅力です。
積立FXサービスを利用すれば、運用方針を決めるだけで自動購入によりコツコツ資産を増やせます。
また、自己資本規制比率は業界トップクラスなので、安心して利用できますよ。
様々な取引スタイルに対応|総合力が高い:GMOクリック証券
おすすめポイント
- FXの取引高8年連続国内第1位(※)
- 業界最強水準のスプレッド、かつ、高スワップ
- 取引ツールの操作性が抜群
GMOクリック証券は、FXの取引高8年連続国内第1位(※)で、トレーダーからの評価が高いFX会社です。
スプレッドは業界最強水準で、スワップポイントも高いので、さまざまな取引スタイルで好条件の取引ができます。
取引ツールの操作性が高く、Macやガラケーでの取引にも対応しています。
10,000通貨からの取引のため、ある程度の資金に余裕のある人におすすめです。
(※)ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月
FX初心者は高金利通貨の取引は控えよう!
トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドといった高金利通貨を含む通貨ペアはスワップ投資に最適ですが、FXの経験を積むまでは取引を控えましょう。

また、最近では高金利通貨においても政策金利引き下げの流れが起きているので、金利の引き下げとともに為替レートが大きく下落するリスクもありますよ。
FXのおすすめ通貨まとめ
この記事で重要な「FX初心者が通貨ペアを選ぶときのコツ3つ」について再度確認しましょう。
通貨ペアを選ぶときの3つのコツ
- 取引量の多い通貨ペアを選ぶ
- 変動要因が少ない通貨ペアを選ぶ
- 取引する時間帯で選ぶ
これらのコツを参考にして、あなたと相性の良い通貨ペアを選んで取引すれば、より利益を狙いやすくなりますよ。
おすすめのFX会社4選
- 人気のFX会社で取引したいなら:DMMFX
- 高性能なスマホアプリで取引するなら:外貨ex byGMO
- 超少額の4円から取引をはじめるなら:SBI FXトレード
- 様々な取引スタイルに対応できて総合力が高い:GMOクリック証券