この記事で解決できる悩み
- 専業トレーダーはどんな生活をしているの?
- 専業トレーダーのメリット・デメリットは何?
- 自分は専業トレーダーに向いているの?
この記事では、このような悩みや疑問について、解決するための解説をしています。
のちほど解説する「FX専業トレーダーになるメリット・デメリット」を知れば、専業トレーダーになるかどうかの判断材料になりますよ。
FX専業トレーダーの生活
専業トレーダーと聞くと24時間チャートに張り付いて取引しているイメージを持つ人がいます。
ですが、必ずしもそうではなく、取引スタイルや生活リズムは人によって違います。


ちなみに専業トレーダーは、自分なりの取引スタイルが確立している点でFX初心者や勝てないトレーダーとは違います!
FX専業トレーダーのとある1日のスケジュール
ここでは、FX専業トレーダーのとある1日のスケジュールを見てみましょう。
時間 | 活動内容 |
8:00 | 起床 |
8:00 - 8:30 | 朝食 |
8:30 - 10:00 | 情報収集・相場分析 |
10:00 - 12:00 | トレード |
12:00 - 13:00 | 昼食 |
13:00 - 15:00 | 自由時間 |
15:00 - 19:00 | トレード |
19:00 - 20:00 | 夕食 |
20:00 - 23:00 | トレード |
23:00 - 1:00 | 1日の振り返り |
1:00 - 8:00 | 就寝 |
FX専業トレーダーになるメリット5つ
専業でFXをすると以下5つのメリットがあります。
生活全般において自由度が高くなるのが魅力です!
FX専業トレーダーになるメリット5つ
- 場所を選ばない
- 24時間いつでも好きなときにできる
- 自由に使える時間が増える
- 職場の人間関係の悩みがなくなる
- 高収入を狙える
メリット1:場所を選ばない
ネット環境さえあればスマホやノートPCを使ってどこでも取引できます。

専業トレーダーになったことをきっかけに、海外生活や田舎暮らしをはじめる人もいますよ。
メリット2:24時間いつでも好きなときにできる
FXは平日24時間市場が開いているので、専業トレーダーなら好きなときに取引できます。
ですので自分が得意な時間帯の相場の動きに絞って取引することで、利益を出しやすいんですね。

一方、兼業トレーダーだと日中仕事をしている間は相場分析や取引をする時間がとれません。
また、深夜に取引チャンスが訪れても、翌日に備えて睡眠をとる必要があるので深追いできないんです。
メリット3:自由に使える時間が増える
専業トレーダーになれば会社や勤務地に出勤する必要がなくなり、自由に使える時間が増えます。
増えた自由時間をFXの勉強や情報収集に充てると、取引スキルの向上が期待できますよ。
また自分なりの取引スタイルが確立して安定して稼げるようになれば、相場分析や取引にかける時間も短くなり、さらに自由時間が増えます!
メリット4:職場の人間関係の悩みがなくなる
専業トレーダーは自宅などの好きな場所で取引できるので、会社に行く必要がなくなって面倒な人間関係から解放されます。

ただし、1日のほとんどの時間を専業トレーダーとしてひとりで、取引ツール内のチャートの動きと向き合うことになります。
メリット5:高収入を狙える
FXの高いスキルと豊富な資金があれば、サラリーマン時代の給料よりも多くの利益を得られます。
その理由は兼業トレーダーよりも自由な時間が多いので、チャートを見てチャンスをつかみやすいからです。
また、稼いだ利益を再投資して複利運用すれば、さらに大きな利益が狙えますよ。

FX専業トレーダーになるデメリット5つ
一方、専業トレーダーになると以下5つのデメリットがあるので、メリットとの兼ね合いで専業になるか判断しましょう。
デメリットをひとつずつ解説しますね!
FX専業トレーダーになるデメリット5つ
- 収入が不安定
- まとまった資金が必要
- 不規則で不健康な生活になりやすい
- 社会的な信用が低い
- 税金の負担が大きい
デメリット1:収入が不安定
専業トレーダーは生活費をすべてFXで稼ぐ必要があるので、スキルが低いまま専業になると収入が不安定になります。
取引に失敗すると収入が得られないどころか、収支がマイナスになって資金が減るおそれがあります。

また収入がFXにかかっているため「損失を出すと生活ができなくなる」というプレッシャーから冷静な取引判断ができず、損失のリスクが高まる可能性もあります。
デメリット2:まとまった資金が必要
生活費や老後の蓄えをFXの利益だけで稼ぐには、ある程度の原資を用意しなければなりません。
FXの一般的な月利は1%~2%、スキルの高い人でも4%~5%といわれているので、たとえばひと月に50万円稼ぐなら2,500万~5,000万円、スキルの高い人でも1,000万~1,250万円の資金が必要です。
レバレッジをかけると資金負担は減るものの、相場が不利な方向に動いたときに損失が大きくなったり、相場の状況に応じた分散投資ができないといったデメリットがあります。
デメリット3:不規則で不健康な生活になりやすい
専業トレーダーは時間的な制約がなくなるので、自己管理ができないと生活リズムが乱れるおそれがあります。
また、仕事を辞めて一人で過ごす時間が増えるので、人と接するのが好きな人は精神的につらいかもしれません。
日常生活における体調や精神状態が取引判断に影響を与えるので、たまには人と接したり身体を動かしたりして、心身ともに健全な状態を維持しましょう!
デメリット4:社会的な信用が低い
専業トレーダーは社会的には無職扱いになるので、社会的な信用度が落ちます。


今の仕事を辞めて専業として独立するときは、よく考えて決断してくださいね!
デメリット5:税金の負担が大きい
専業トレーダーは兼業トレーダーよりも税金や社会保険料の負担が大きくなり、場合によっては兼業トレーダーより手取りが減る可能性があります。
前提として、FXの利益にかかる税金は20.315%で、それとは別に国民年金や健康保険料といった社会保険料がかかります。
兼業トレーダーなら給与に応じた社会保険料を労使折半で支払う(給与天引)ので、FXの利益にかかる公的負担は20.315%のみです。
一方専業トレーダーの場合、FXの利益から計算した社会保険料を支払う必要があり、税金とあわせた負担は約30%になります!
節税対策1:法人化する
専業トレーダーとして個人で取引するのではなく、法人を設立して取引を帰属させることで節税対策ができます。
法人化のメリット
- 所得税の節税になる
- 健康保険の保険料を抑えられる
- 9年間の損失繰り越しが可能(個人では3年間)
- 個人資産を守れる
ただし法人にも税金がかかることと、税理士に会計処理や税務申告を依頼する費用がかかるなどのデメリットもあります。
法人化のデメリット
- 収益は会社のものになるので自由に引き出せない
- 法人住民税や税理士報酬などの費用がかかる
税金面だけでなく、周辺の費用も計算に入れて全体的なコストパフォーマンスを考慮しましょう。
節税対策2:損失繰越控除を利用する
1年間のトータルの収支がマイナスになっても、確定申告することで翌年以降3年間の利益を過去の損失と相殺できます。
とくに専業になった初年度に思うように利益が出せないときに、この制度を使うといいですね。
詳しくは国税庁のサイトを参考にしたり、最寄りの税務署か税理士に相談しましょう。
FX専業トレーダーに向く人・向かない人
FXの専業トレーダーとして独立するには適性があります。
FX専業トレーダーに向く人
- 独身で実家暮らしの人
- 毎月の出費が少ない人
- 充分な資金がある人
- 自己管理ができる人
たとえば独身で実家暮らしなら毎月の出費も少なく、投資に回す資金に余裕が生まれやすいでしょう。
FX専業トレーダーに向かない人
- ローン返済が多い人
- 借金がある人
- 資金が少ない人
一方扶養する家族が多かったり、月々のローン返済のため資金に余裕がない人には向いていません。
FX専業トレーダーになるときのポイント2つ
専業トレーダーを目指すときのポイントを2つ紹介します。
これを知っておけば、専業トレーダーになったときに失敗するリスクを抑えられますよ!
FX専業トレーダーになるときのポイント2つ
- 慎重に検討する
- メンターやトレード仲間をみつける
ポイント1:慎重に検討する
専業トレーダーになるかどうかは慎重に検討しましょう。
なぜなら収入をFXに頼ることになり、万が一失敗すると再就職が難しいからです。
専業トレーダーになるデメリットも考慮したうえで、今の生活を改善することで兼業トレーダーとしてFX取引をできないか検討すべきです。

ポイント2:メンターやトレード仲間をみつける
メンターやトレード仲間を作れば、FXに役立つ情報を収集できたり、困ったときに相談できます。
というのも専業トレーダーは孤独になりやすく、メンタル面を管理できず取引に失敗する人がいるからです。
とくに専業トレーダーとして駆け出しの頃は、疑問点が解決できず行き詰まったり、生活リズムが乱れるなど、自己管理が難しいんですね。

専業トレーダーにおすすめのFX会社3選
取引ツールが高性能でトレーダーの満足度が高いFX会社を3つ紹介します。
初心者から上級者まで幅広く人気があるので、専業トレーダーにもおすすめですよ!
専業トレーダーにおすすめのFX会社3選
- 様々な取引スタイルに対応できて総合力が高い:GMOクリック証券
- 人気のFX会社で取引したいなら:DMMFX
- 高性能なスマホアプリで取引するなら:外貨ex byGMO
様々な取引スタイルに対応|総合力が高い:GMOクリック証券
おすすめポイント
- FXの取引高8年連続国内第1位(※)
- 業界最強水準のスプレッド、かつ、高スワップ
- 取引ツールの操作性が抜群
GMOクリック証券は、FXの取引高8年連続国内第1位(※)で、トレーダーからの評価が高いFX会社です。
スプレッドは業界最強水準で、スワップポイントも高いので、さまざまな取引スタイルで好条件の取引ができます。
取引ツールの操作性が高く、Macやガラケーでの取引にも対応しています。
10,000通貨からの取引のため、ある程度の資金に余裕のある人におすすめです。
(※)ファイナンス・マグネイト社調べ2012年1月~2019年12月
総合力の高い人気のFX会社で取引したいなら:DMM FX
DMM FXのおすすめポイント
- 国内80万口座超え(※)の業界大手
- 24時間対応のLINEサポート
- スプレッドが業界最狭水準
DMM FXは国内口座開設数が80万口座(※)を超え、初心者から上級者まで多くのトレーダーから支持されているので、人気のFX会社で取引したい人におすすめです。
また、スプレッドが業界最狭水準で設定されているので、コストを抑えて取引したい人にもおすすめですよ。
24時間のLINEサポートやAIチャットにも対応しているので、初心者でも安心してFX取引がはじめられます。
(※)2020年8月31日当社調べ。DMM FXと外為ジャパンFXを合算した数値
高性能なスマホアプリで取引するなら:外貨ex byGMO
おすすめポイント
- スマホアプリが高性能
- 1,000通貨からの少額取引
- PayPayか現金がもらえる
外貨ex byGMOは、スマホ中心で取引したい人におすすめのFX会社です。取引ツール「外貨ex」は高性能ながら、初心者でも直観的に操作しやすいです。
また、1,000通貨から取引できるので、まずは少額でFXに慣れたい人にも向いています。
取引ごとにPayPayもしくは現金がもらえるので、お得にFXができますよ!
FX専業トレーダーのまとめ
この記事で重要な「FX専業トレーダーになるメリットとデメリット」について再度確認しましょう。
FX専業トレーダーになるメリット5つ
- 場所を選ばない
- 24時間いつでも好きなときにできる
- 自由に使える時間が増える
- 職場の人間関係の悩みがなくなる
- 高収入を狙える
FX専業トレーダーになるデメリット5つ
- 収入が不安定
- まとまった資金が必要
- 不規則で不健康な生活になりやすい
- 社会的な信用が低い
- 税金の負担が大きい
もしあなたが専業トレーダーになろうとしているなら、これらのメリット・デメリットを理解したうえで、本当に専業トレーダーを目指すのか慎重に検討しましょう。
専業トレーダーにおすすめのFX会社3選
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